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熊本電鉄、熊本市電結節・LRT化

最近、熊本日日新聞では、「遠い接点」という社説が掲載されています。長年言われ続けていることですが、熊本の交通は点と線が結ばれていません。そこにツッコミを入れる形で、熊本の交通の悪いところを色々紹介してあります。

今日掲載されていたのは、タイトルにもなっている、熊本電鉄と熊本市電の結節・LRT化についてです。熊本はバス網が非常に発達していて、熊本市中心部にある、「熊本交通センター」を基点とし、放射状にバス路線網が張り巡らされています。熊本だけでなく、福岡などもバス路線網が発達しています。普通の都市は駅を拠点とし、細かなところを補う形で、フィーダーバスが運行されていたりしますが、その常識が九州では通用しません。

熊本交通センターが作られたのは1969年です。そのときから変わらず、現在も1日3500本ものバスが発着しています。発着場も36バース確保されており、東洋一のバスターミナルと言われています。その当時はまだあまりマイカーが一般家庭に普及していなかったので、バスの利用者は右肩上がりでした。ですが、徐々にマイカーが普及していき、バスの利用者数は徐々に減っていきます。車が増えてくると、渋滞などに対応するため道路拡張が進みます…とはっきりいって悪循環です。人口の多い大都市ならJR、私鉄、地下鉄など棲み分けが出来て問題ないんですが、車社会の浸透した地方都市の場合はそういうわけにもいきません。その悪循環を打開するための手段が「LRT」と呼ばれる次世代の都市交通システムなのです。関東・関西などでは私鉄とJRが相互運転する光景も見られますが、今回のLRT化は、正にそれが狙いです。

私鉄である熊本電鉄は、都心に乗り入れてないため、利便性にも欠け、都心に直接乗り入れてるバスに比べ利用者数も少ないのが現状です。ですが、車社会も限界に達してきており、排気ガスを出さない鉄道を廃止するわけにもいきません。熊本電鉄の鉄道部門は長年赤字が続いており、廃止するのは簡単ですが、鉄道を廃止すれば、更にマイカーへのシフトが進み、道路が渋滞して二酸化炭素排出量が増える…と、はっきりいってダメダメなことになります。もちろんそれだけではなく、沿線のの衰退にも繋がります。

「なぜ、LRTなのか?」と言うと、ずばり安価だからです。LRTを直訳すると「軽量軌道交通」となります。大都市なら地下鉄などの大量輸送手段がありますが、熊本くらいの都市規模なら地下鉄は必要ありませんし、おまけに地下鉄はバカ高い整備費用が必要になります。熊本の場合は地下水などの影響もあり、もっと高くなることが予想されます。LRTは地下鉄の約35分の1の費用での整備が可能です。おまけにLRTなら、その都市の事情に対応した、様々なスタイルでの運用が可能です。

「主な都市交通の建設費」
地下鉄 300億円/km
モノレール 80億円/km
LRT(地上部) 10~20億円/km
LRT(高架部) 80億円/km
都市高速 100億円以上/km

以上が主な都市交通の整備費用となっています。現在検討されているLRTの整備費用はおよそ120億円。そのうちの半分は国からの援助が期待出来るらしいです。なぜ120億円もの費用がかかるかというと、熊本市電のレール幅は「標準軌」で、熊本電鉄のレール幅は「狭軌」です。熊本電鉄のレール幅を熊本市電に統一しなければなりません。それ以外にも、超低床式車両購入費用や駅のホームの床を超低床車両に対応させるために低くする必要があります。他にはマイカーから公共交通への転換を推進するためにパークアンドライド用の駐車場を整備したりするなど…色々です。

LRTというと、車両などのイメージが先行しがちですが、ソフト面の整備もしなければなりません。全てがしっかり機能してこそ初めて、「LRTシステム」と呼べるものになるのです。ヨーロッパなどでLRTが成功しているのは、そこがしっかりしているからです。

現在、熊本都市圏をぐるりと囲む形で、とある道路整備が進んでいます。「熊本環状道路」です。その環状道路の東側はほとんどが完成し、残りは西側だけなんですが、熊本電鉄の線路上にも、その環状道路の一部を成す、国道3号線の高架が現在作られています。LRT開業の際には現在の新須屋駅を、その高架下に移動。同じ高架下にパークアンドライドの駐車場を100台規模で整備するとのことです。高架上にも既に熊本電鉄バスのバス停のスペースが確保済みで、国とも細かなところを協議中とのことでした。

熊本市と合志市を結ぶ路線となるので、どうしても熊本県の協力が必要なのですが、県の回答は明確な時期を示さずいつも、「実現の可能性あり、検討中…」ばかりです。やらなくてはならないことが沢山あるのはわかりますが、あまりにも動きが遅すぎます。新幹線開業までには間に合わせたいと、熊本電鉄も語っているようなので、早く熊本市・合志市・熊本県には結論を出して頂きたいものです。

まだ考えがまとまらないうちに書いているので、あとで編集し直す可能性があります。最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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